ダイエットのために、朝ご飯を抜いているという人や元々食べる習慣がない方も多くいらっしゃると思います。
実は、朝ご飯をしっかり摂ることには多くのメリットがあります。特にダイエット中には、正しい朝食が一日の代謝を活性化し、
食欲のコントロールに効果的です。
この記事では、朝ご飯を食べることがなぜダイエットに効果的な理由や朝食を食べないデメリットなどを解説致します。
1ダイエット中に朝食を食べる事のメリットは?
1-1代謝を促進し、一日のエネルギー消費をアップ
1-2血糖値が安定する
1-3ダイエットの持続性を高める
1-4食事の質が向上する
2ダイエット中に朝食を食べないデメリット
2-1基礎代謝の低下
2-2血糖値の急上昇
2-3昼夕食を食べ過ぎてしまう恐れがある
3ダイエット中の朝食で摂りたい栄養素
3-1タンパク質
3-2食物繊維
3-3低GI炭水化物
4ダイエット中におすすめの朝食を栄養素別で紹介!
4-1炭水化物
4-2たんぱく質
4-3食物繊維
●代謝を促進し、一日のエネルギー消費をアップ
朝ご飯を食べると、基礎代謝が活性化します。寝ている間、私たちの体は休息状態にあり、エネルギー消費も低下していますが、
朝食を摂ることで体は「目覚め」、エネルギーを効率よく燃焼するモードに切り替わります。
特に、炭水化物、タンパク質、健康的な脂質をバランスよく含む朝食を摂ることで、代謝がさらに活発になります。
食べ物を消化・吸収する過程でエネルギーを消費する「食事誘導性熱産生(DIT)」という現象も、朝食を食べることで促進されます。
●血糖値が安定する
朝ご飯を食べることで、体に安定したエネルギー供給が可能になり、血糖値の急上昇や急下降を防ぐことができます。
血糖値が安定することで、体脂肪の蓄積を防ぎ、空腹感や食欲をコントロールしやすくなり、過剰なカロリー摂取を抑える
効果があります。
●ダイエットの持続性を高める
朝ご飯を食べる習慣を取り入れると、ダイエットの持続性が向上します。適切な食事のリズムを保つことで、無理なく食事を
コントロールできるため、ダイエットの挫折を防ぐことができます。
また、朝食をきちんと摂ることで、空腹感やストレスを軽減し、ダイエット中の心理的負担も少なくなります。これにより、
長期的なダイエットの成功率が高まり、健康的な体型維持に繋がります。
●食事の質が向上する
朝ご飯を食べることで、一日を通しての食事の質も向上します。朝食をしっかりとる人は、より栄養バランスのとれた食事を心がける
傾向があり、結果として一日の総カロリーや摂取栄養素の質が改善されることが多いです。
例えば、朝に野菜や果物、全粒穀物、タンパク質を摂取することで、ビタミンやミネラル、食物繊維などの摂取量が増えます。
これらは、ダイエットをサポートするだけでなく長期的な健康維持にも役立ちます。
ダイエット中に朝食を抜くことは、「カロリーを抑えられる」など一見ダイエットに効果的に思えるかもしれません。
しかし、朝食を抜くことで、体の代謝やエネルギーの調整、ホルモンバランスに大きく関わるため、ダイエットの成果を妨げる要因と
なり得ますのでデメリットを解説致します。
●基礎代謝の低下
朝食を食べないと、体はエネルギー不足の状態になります。朝は一晩中の断食状態を終え、体がエネルギーを欲している時間帯です。
この時に朝食を摂らないと、体は「飢餓状態」と認識し、エネルギー消費を抑えるために基礎代謝が低下します。
基礎代謝が低下すると、体は消費するエネルギーが少なくなり、食事で摂取したカロリーが脂肪として蓄積されやすくなります。
これにより、ダイエットをしているにもかかわらず、体重が減りにくくなる要因にもなります。
●血糖値の急上昇
朝食を抜いた空腹状態から昼食を食べると、身体はすぐに栄養を吸収しようとするため血糖値が一気に上昇します。
血糖値の上昇を抑えるために、体内ではインスリンと呼ばれる血糖値を下げるためのホルモンが分泌され、摂った栄養を脂肪に
変えてしまい結果として太りやすくなる原因にもなります。
●昼夕食を食べ過ぎてしまう恐れがある
朝食を抜く事による血糖値の急上昇は、強い空腹感を招く事があり、昼夕食の食べすぎやお菓子などの間食に繋がることがあります。
朝食を抜くことで一時的にカロリーを減らせても、昼夕食での食べすぎや間食でカロリーを多く摂取してしまえば逆に太る要因に
なる事があるので注意が必要です。
ダイエットを成功させるためには、朝食をしっかり摂ることが重要です。しかし、ただ朝食を食べるだけではなく、
適切な栄養素を含んだ朝食を摂ることで代謝を活性化させ、脂肪燃焼を促進し、1日を効率的に過ごすことができます。
朝食で摂取すべき栄養素を正しく理解し、体の必要とするエネルギーをバランスよく供給することで、ダイエットの効果が
さらに向上します。